●犬の肥満


 
肥満とは…
脂肪が過剰についてしまった状態です。ヒトだけでなく、近年は犬の肥満が多く問題になっています。

肥満になると様々な器官への負担になります。

●心臓・血管への影響
体重が増加すると、身体が必要とする血液量が増えるため心臓の仕事が増えます。コレステロールの高値は動脈硬化の要因の一つです。

●肝臓への影響
脂肪が多いと肝臓に溜まっていき、脂肪肝になります。

●骨格への影響
体重が増加すると、支える骨格、筋肉に力がかかります。特に激しい運動をする際は、何倍もの力が骨格にかかります。


肥満の種類…肥満には3種類があります。

●細胞増殖性肥満
脂肪細胞の数が増えて起こる肥満です。成長期など若いころの肥満に多いタイプ。一旦増えてしまった細胞は簡単に減りません。太りやすく痩せにくい体質とも言えます。



●細胞肥大性肥満
脂肪細胞一つ一つの大きさが増すタイプの肥満。成長が終わった後になる肥満はこのタイプ。細胞増殖性に比べ痩せやすい状態です。



●症候性肥満
病気によって引き起こされる肥満です。


肥満にならないように、日頃の食事のカロリーや栄養バランスに気を配りましょう。
またストレスなど心が要因する場合もあります。
適度な運動なども心がけ、健やかな体を作ってあげましょう。

それが出来るのはオーナーのあなただけです。