犬のおやつ(トリーツを含む)はどのくらい与えればよいかという質問を多くいただきます。 その比率は定まっていますがあくまで目安です。日本とアメリカでは少々異なります。日本では“日本ペットフード協会”のホームページに「1日当たりのエネルギー所要量の20%以内に抑えること」とあります。 アメリカは「1日当たりのエネルギー所要量の10%以内」としています。 大事なコトは「おやつで与えたエネルギー量分を主食から差し引く事」です。これを忘れると愛犬が太っていきます。 おやつを与えるから太るという方もいますが、これは間違い。おやつで摂取するエネルギー量分をゴハンから差し引いていないのです。 犬のDER(1日当たりのエネルギー要求量)やおやつの比率など、細かな数値が定められていますが、これはあくまで目安です。 ヒトも犬も太る理由は同じ。摂取するエネルギー量が必要とするエネルギー量より多いのです(病気など例外もあります)。 「ちゃんと計算しているのに太ってくる」というワンちゃんもいます。それは当然で、ワンちゃんは生き物ですから、ヒトの都合で作った平均的な公式に完全に当てはまるはずもありません。 愛犬のエネルギー摂取量を計算し、それを目安にゴハンを与え、太るなら減らしてあげて下さい。痩せていくならもっと食べさせて下さい。これは個体の個性です。ヒトにも食べても太らないヒトや食べてないのに太るヒトがいますよね?ワンちゃん達も同じで、食物からエネルギーを取り込む能力に差があります。 あまり、数値などに悩まず、太ってきたら減らして、痩せてきたら与える…これを繰り返していけば徐々に愛犬の適量が判るようになります。 ワンちゃん達も体調や性質は十犬十色です。 愛犬のために“オンリーワンの体調管理”を心掛けて下さい。 |